吸血鬼 きゅうけつき


 

人間の生き血を主食とし、生命活動の源とする魔族。
身体能力は人間よりも高く、太陽光を苦手とし、主に夜に行動する。
寿命は人間よりもはるかに長く、死なないともいわれる。
吸血鬼には、元々は人間で、他の吸血鬼に血を吸われて吸血鬼化した「一般吸血鬼」と、
両親が共に吸血鬼であり優秀な能力を持つ「高等吸血鬼」、
さらに高等吸血鬼の中でも古代から受け継がれた強力な体質と能力を持つ最高クラスの「吸血鬼の真祖」など、様々なタイプがいる。

 

生態

生命活動に人間の血の摂取が必須であり、空腹状態が続くと正気を失い、見境なく人間を襲うこともある。
人間と同じ食事を摂ることもでき、味覚も人間と大差はないが、血液以外の食事は満腹感を得ることはできない。
吸血鬼の感じる血液の味と近いためか、甘いものを好む傾向がある。
なお、吸血鬼が吸血鬼の血を飲んでも、味がせず、全くの無味であり、栄養にもならない。
他の吸血鬼と正契約している人間の血は飲めない(後述)。
一般吸血鬼は、普段は牙を引っ込めて隠すことができる。
ただし高等吸血鬼はほとんどが生まれながらの吸血鬼であるため、牙を隠すことはできない。

能力

人間と比べ、運動能力が比にならないほど高く、様々な魔導が使える。霊感も強い(どれも個人差あり)。
牙の中に毒腺があり、嚙みついた際にごく微量の体液を注入しているため、血を吸った相手を意のままに操ることができる。
操るか操らないかは血を吸った本人が決めることができるので、吸われてもなんともない場合もある。
ただ血を吸っただけでは操れる時間は限られており、ある程度時間が経てば効力は消える(仮契約)。半永久的に操りたい場合は正契約が必要になる。
なお、小説「最期の恋」にて烏丸雪彦が夜半に依頼した、他種族を吸血鬼化する方法とは、
相手の血を致死量吸い尽くして一度殺し、吸血鬼として生き返らせることである。
ただしその場合は相手は高等吸血鬼にはなれず、様々な弱点のある一般吸血鬼にしかなれない。
だが、ごく稀に太陽光に耐性のある吸血鬼が誕生することもあり、その場合は高等吸血鬼に分類される。

吸血鬼の真祖

吸血鬼の中でも最高位とされる吸血鬼。ヴァンパイア・ロードとも呼ばれる。
通常の吸血鬼と違い、太陽光に耐性があり、寿命もない。
よく知られている弱点(十字架・にんにく・木の杭等)もなく、何をされても驚異的な治癒力で回復し、死なない。
真祖とは、生まれながらにして吸血鬼なのは大前提として、さらに両親または片親が真祖、もう片親も高等の魔族である限りそう呼ばれる。
だが実際はどのようにして誕生しているのかは謎であり、両親の素性を知る真祖はほぼいない。

現在、地球上で6人の真祖が確認されており、基本的な能力は同じだが、能力差がある。
それぞれ得意分野があり、中でも白鳥夜半は特に魔導師としての能力がとても高く、その分野では右に出る者がいないらしい。
イングリッド・レインウォーターは運動能力が長けているが魔導は苦手。

真祖だけの能力

関連人物

出典


 

トップ   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS