雪女族 ゆきめぞく
日本で広く知られている雪女(ゆきおんな)伝説と大差ないが設定は多少アレンジしていたりする。
人間とほぼ同じ外見をしており、雪を降らせたり物を凍らせたりする能力を持つ。
だが、人を「喰らう」存在であるため、鬼に近い種族であり、よく見ると小さいながらも牙を持つ。
人間と同じ容姿をしているのは、捕食対象である人間を狩りやすくするためである。
ただし必ずしも人間を喰わないと生きていけない、ということはない。
女は、男よりも能力が強く、寿命も長い。
性格も残忍で気に入った人間の男を山に連れて帰り取り殺してしまう。
男は女と違い寿命がとても短く、20~30代で必ず死んでしまう。
だがその「死」とは人間と同じ姿を無くすと言う意味であり、死後は「雪男」に転生して
山神を護る存在となる。
男が人の姿を保ち、寿命を延ばすには、自らと相思相愛で、身も心も命も捧げる覚悟が出来た
人間の女の肉体が必要。だが女と違って男は残忍さを持たないため、
その条件を満たし生き延びた男は未だかつていないという。
死期が近づくと身体が溶け出したり能力が暴発したりする。
全ての雪女族は、雪の結晶に山神が生命を与えて生み出している。
生み出された全ての雪女族が兄弟になるとは限らないが、烏丸吹雪・雪彦姉弟は
同じ結晶から同時に生み出されたため、双子の姉弟という間柄となっている。