中原幹雄誘拐事件 なかはらみきおゆうかいじけん
ねぎ秘密結社で公開されている小説。中原幹雄メイン。
工事現場にて切り落とされそうだった樹木に巣を作って住み着いていた鳥を助け出した中原幹雄。
この出来事が、後に彼を大きな災難へと導いていくこととなる。
会社帰り、幹雄は何者かに襲われ、車で連れ去られてしまう。
無惨にもアスファルトの上に落ち、植木鉢が割れてしまうビビアン(花)。
変わり果てた姿のビビアン(花)を見つけたみはるは、会社に戻り、満と共に社員達を呼び出して幹雄捜索に乗り出す。
一方、さらわれた幹雄はとある屋敷の一室に閉じこめられていた。
さらった犯人のボスらしき男と対面するが、理由はわからないまま。
幹雄はとある事を思いつき、窓の外にある樹木に語りかけた。
ねぎ社では社員達が呼び出され全力で幹雄を捜索していたが、一向に手がかりが掴めず苛立ちを募らせていた。
そこに一本の電話が。幹雄の妻・中原ビビアンからであった。
幹雄は山梨県甲府市にいるという。何故ビビアンが夫の居場所を知っているのか…?考えるのは後にし、社員達は山梨へと向かう。
翌朝、幹雄は何故か屋敷の最上の客として宴会場でもてなされる。訳がわからない幹雄は、組織のボスらしき男に
自分がここに連れてこられた理由を問いつめようとしたその時、社員達が屋敷に一斉に乗り込んで、屋敷をめちゃめちゃにしてしまう。
社員達に脅され、幹雄を連れ去った理由を語り始める、組織のボス。その理由とは、意外なことであった。