白鳥 琴 しらとり こと


 

人物。女性。6月5日生まれ。O型。故人。57年前に死去。
白鳥夜半が日本で長く暮らすことになるきっかけとなった女性。未婚だが息子が一人いる。
夜半と姓は同じだが、血の繋がりはもちろんなく、夫婦や養子関係などでもない。

元は名家のお嬢様であったが、行きずりの男の子供を身ごもってしまい、家から勘当されてしまう。
埼玉県の田舎にあった空き家に母子二人で住み、貧しい生活を続けていたが
その後、一人息子も家を出ていってしまった。

息子がいなくなって数年後、40代の頃に、当時日本に来たばかりの夜半と出会い、
その後なんとなく生活を共にする。夜半とは恋仲とかそういう間柄ではなく、家族のようなものであった。
夜半は戦時中を彼女と共に過ごすことで、彼女との平凡ながらも幸せな生活を守るため、
なるべく血を吸わずに人間らしく生きていこうと思うようになる。
晩年、琴は夜半のトップシークレットであるフルネームを彼自身から告げられると同時に、
遺言として夜半に「白鳥」の姓を与えることとなる。

彼女の死後、夜半は「白鳥夜半」と名を改めたが、「夜半」という名前の由来は、
本名の姓の「ヨハンセン」から取っているのもあるが、琴が「ヨハンセン→ヨハンさん」と聞き間違え
そのまま呼んでいたから、という理由のほうが大きい。

命日は「12月24日」。(○刊ねぎ秘密結社ニュース・2011年12月04日号より)

白鳥夜半との関係

夜半にとって琴は「数多くいる女性の知り合いの中で唯一呼び捨てている女性」(瀬上奈津恵・談)らしく、
「自分の吸血鬼生を180度変えてくれた人」と言い切るほどであり、その思い入れは計り知れない。
二人は40年近く同居していたが、男女の関係ではない、と夜半は断言しているが、
「たぶん両思いだった」とのこと。

出典


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